マカは記憶障害を改善する

マカに含まれる記憶に関連する栄養成分

人間が記憶したり考えたりというとき、脳は非常に多くのエネルギーが必要になります。

 

そしてよく利用されるのがグルコースやフルクトースなどですが、
マカにはこうした糖質が豊富に含まれているため、滋養強壮になるばかりでなく、
脳にも良い影響を及ぼすのではないかと言われています。

 

さらに亜鉛の欠乏によって記憶力や注意力の低下が見られるという動物実験もあります。
アルギニンにも記憶力や学習能力の低下を改善するという研究報告もあります。
この亜鉛もアルギニンもマカに豊富に含まれている栄養成分です。

 

記憶に関係が深い神経伝達物質の維持増加

マカの学習効果、記憶に及ぼす影響については、伝統的な記述は一切ありませんが、
実際アンデス山脈の原住民はマカにより学校成績の改善が図れたという話があります。

 

卵巣を切除した上、記憶障害を起こさせる処置をしたマウスに、迷路を通して水を発見
できるまでの時間を測定する実験を、黒マカを与えたマウスでも行ったところ、マカを
与えたものは水を発見するまでの時間の短縮がみられています。

 

これは、マカの持っている抗酸化作用、神経伝達物質の分解阻害作用ではないかと
考えられています。

 

脳内の神経伝達物質の一つにアセチルコリンというものがありますが、これが分解して
しまうとアルツハイマー病になりやすくなるという説があります。

 

マカはこのアセチルコリンの分解を抑えることで、神経伝達物質が不足するのを防いで
いると推測されます。

 

抗酸化作用による記憶障害改善

記憶を司る海馬で活性酸素がつくられると記憶障害が起こりやすくなります。

 

一方、特に脳等の神経細胞は過量の活性酸素による刺激に弱いが、マカに含まれている
ビタミンC、ビタミンE、ベンジルグルコシノレート等は優れた抗酸化作用を持ち、活性酸素
の働きを抑制してくれます。

 

こういった場合にマカは非常に有用な食材と言えます。

 

まだ解明されていない、ホルモンと記憶の仕組み

記憶力とホルモンといった切り口で考えると、男性ホルモンや女性ホルモン、副腎皮質
ホルモンはいわゆるステロイドホルモンで、精巣や卵巣、副腎皮質でつくられています。

 

ところがこれらのホルモンが脳の記憶を司る海馬でも作られ、学習や記憶に大きな役割
をもっている可能性があるとの研究が行われています。

 

マカにも、成長ホルモンの分泌を促すと言われているベンジルグルコシノレート等の
成分があり、動物実験等の結果からも、記憶力に対する作用ということでは、可能性が
ある食材ではないかと考えられます。

 

マカが脳で合成されるステロイドに関して、どのように影響を及ぼすのかについては、
まだはっきり解明されていない部分が多い段階です。